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乳剤

有効成分を界面活性剤とともに有機溶剤に溶かしたものが乳剤です。有効成分として、有機リンや持続性の高いピレスロイドが使われています。比較的高濃度の有効成分を含み、使うときに水で希釈します。

製品としては、害虫駆除業者が主に使用するハエ、蚊、ゴキブリ、ウジ、ボウフラ等の駆除用乳剤があります。使用する際には水で希釈し、噴霧器で散布します。最近、有機溶剤を使わないより安全な水性乳剤も登場し、噴霧器による散布も容易になりました。

また、一般家庭向けの製品として、汲み取り式トイレのウジ処理用乳剤があります。有効成分はオルソジクロロベンゼンとクレゾールが用いられています。使うときには原液のまま、あるいは水で希釈して散布します。

 

乳剤の上手な使い方

効果的な散布方法は

【業務用乳剤(ハエ、蚊、ゴキブリ、ウジ、ボウフラ処理用)については】

 

■直接散布の場合
ハエ、蚊、ゴキブリなどの成虫に直接噴霧してください。

■表面塗布の場合
害虫の通り道、出没場所に散布してください。ゴキブリの場合は通り道に刷毛で帯状に塗るのが効果的です。

■発生源処理の場合
ウジ、ボウフラの発生源に散布してください。規模の大きな堆肥などには内部まで薬剤が浸透するように薄い希釈液を多量に散布すると効果的です。

 

【一般家庭用乳剤(ウジ、ボウフラ駆除用の汲み取り式トイレ処理剤)については】

 

■ハエ成虫処理の場合
ハエ成虫処理の場合……原液あるいは希釈した乳剤をハエに直接噴霧するか、発生源となる場所に散布してください。

■ウジ・ボウフラ処理の場合
原液あるいは希釈した所定量の乳剤を便槽、ゴミ捨場、下水などのウジ・ボウフラ発生源に散布してください。

適切な器具・方法で安全に散布しましょう

用途によって、希釈液をそのまま散布または塗布する方法、噴霧器で噴霧する等の方法がありますので、正しい方法で散布しましょう。 また、噴霧器を使用する際は、霧が使用箇所以外に拡散しないように気をつけて散布しましょう。
また、薬剤が直接触れないように手袋をし、霧を吸い込まないようにマスクをつけましょう。

※ ご使用になられる製品の注意書きに従って使用して下さい。
それぞれの製品の詳しい情報は、各社ホームページ及びお問い合せ先等でご確認下さい。

  • 蚊取線香
  • 電気蚊取り(マット・液体式)
  • ファン式蚊取
  • エアゾール(スプレー)
  • ワンプッシュ式蚊取
  • 全量噴射式エアゾール
  • くん煙・くん蒸剤
  • 殺虫プレート
  • ゴキブリ用毒餌剤
  • 塗布型忌避剤(人体用虫除け)
  • 乳剤
  • 粉剤

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