工業会50年史工業会50年史

全量噴射式エアゾール

全量噴射式エアゾールは、ボタンを押すことにより一度に有効成分を含む内容液の全量を噴射させるエアゾールタイプの製剤です。虫に直接かけて使用するハエ蚊用やゴキブリ用の直噴式エアゾールとは異なり、短時間で高濃度の有効成分を噴射するため、その使用方法は特に注意が必要となります。

その特徴は、①くん煙・くん蒸剤や加熱蒸散剤とは異なり、熱や煙を発生しないので火災に間違われるなどの心配が少ない、②短時間に高濃度の有効成分を部屋のすみずみにまで充満させて、隙間に潜んでいる害虫も駆除できる、といった点にあります。その用途に応じて、噴射方向や有効成分に工夫を凝らし、ゴキブリ・ダニ・ノミ・その他の害虫を対象にした総合駆除用とダニ・ノミ用があります。

全量噴射式エアゾールの上手な使い方

使用上の注意をよく読んでください

各部屋に1個配置し、使用してください。できれば全部屋一斉に駆除するのが効果的です。ロックがかかるまでボタンを押します。ロックが確実にかかり、噴射が始まったのを確認したら、噴射液を吸い込まないように、すぐに部屋を出るようにしてください。

使う前に部屋のチェックは入念に

使用する前に、部屋や換気口を閉め切り、戸棚、引き出し、押し入れなど害虫の隠れていそうなところを開放してください。

飲食物、食器、おもちゃ、衣類、パソコン、テレビなどの電子機器、美術品、仏壇仏具などは覆いをし、観賞魚・観賞植物、ペット類などは部屋の外に出してください。大型の水槽で密閉や移動ができない場合、その部屋では使用しないでください。特に魚類に対しては毒性が強いので充分注意してください。 ガス漏れ警報器や煙を感知するタイプの火災報知器は、ポリ袋などで覆いをしてください。内容物に含まれる噴射剤に反応して誤作動する恐れがあります。

内容物に含まれる噴射剤は可燃性です。引火・爆発する恐れがありますので、ガス湯沸器や内釜式浴槽の種火、ヒーター、タバコなどの火元がないことを必ず確認してください。(火気厳禁です。使用する部屋に火元・火種がないか十分に注意して使用しましょう。)

部屋に入る時は十分に換気したあとで

製剤を噴射後は、1~3時間部屋を閉め切った状態にして、入室することのないようにしましょう。
使用後は、必ず部屋の換気を十分に行ってください。

※ ご使用になられる製品の注意書きに従って使用して下さい。
それぞれの製品の詳しい情報は、各社ホームページ及びお問い合せ先等でご確認下さい。

  • 蚊取線香
  • 電気蚊取り(マット・液体式)
  • ファン式蚊取
  • エアゾール(スプレー)
  • ワンプッシュ式蚊取
  • 全量噴射式エアゾール
  • くん煙・くん蒸剤
  • 殺虫プレート
  • ゴキブリ用毒餌剤
  • 塗布型忌避剤(人体用虫除け)
  • 乳剤
  • 粉剤

ページの先頭へ