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2014.04.10害虫情報

マダニ防除用の家庭用殺虫剤及び忌避剤について

2013年に国内で初めて死亡例が確認された感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の事例は、西日本を中心に多くの感染例が報告されております。SFTSは主に野山に生息するマダニ類が媒介する病気で、感染すると1週間程度の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、吐気、下痢、腹痛)、等が多くの症例で見られ重症化し死亡に至ることもある感染症で、春から秋にかけて感染する事が多いと言われております。これらマダニ類(種類にもよりますが、成ダニで吸血前3~8mm、吸血後10~20mmと比較的目視でみつけられる大きさです)は、全国に幅広く分布し、野山だけではなく、公園や裏山等屋外に生息している為犬の散歩時等の機会に、衣服や犬について持ち帰ってしまうこともあります。
これらマダニ類は、薬事法の衛生害虫の対象にはなっていませんでしたが、 2013年6月に厚生労働省通知にて薬事法の対象害虫となり、マダニ類防除用薬剤は同省承認案件となりました。以下に掲載しております、薬事法で承認された日本家庭用殺虫剤工業会会員のマダニ用製品リストは大別して、ディートを含む忌避剤と所謂防除用殺虫剤があります。また、詳しい使用方法等については、「殺虫剤の使い方と種類」のマダニ用製品を参照下さい。また、それぞれ製品の詳しい情報は、各社ホームページ及び、お問い合せ先等でご確認下さい。

マダニ

マダニ効能追加承認製品一覧

備考)
※AIK:All Insects Killerの略称で、ハエ・蚊等の飛翔害虫や、ゴキブリ・トコジラミ等の床面を這う害虫等、殆どの害虫向け殺虫エアゾール。
※CIK:Crawling Insects Killerの略称で、主としてゴキブリ・トコジラミ・ダニ等の、床面を這う害虫用殺虫エアゾールで、粒子径は大きく、主に床面にスプレーするタイプのエアゾール。

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