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2017.01.11お知らせ

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。本日は大変お忙しいところ大阪府、和歌山県をはじめ、特別会員、賛助会員、関係諸団体の皆様がたにおいでを頂きましてありがとうございます。また、昨年は大変お世話になりまして、ありがとうございました。会員を代表して御礼を申し上げる次第です。

「業況」
昨年の天候として、北海道や東北の太平洋側は台風の被害もありましたけれど、全国的に高温で殺虫剤市場は上昇しました。
最近は短期の天気予報が当たる確率が高くなっていると思います。気象庁によると、それまでは10年くらい前に打ち上げられた気象衛星を使っていたそうですが、2015年の7月から新しい衛星「ひまわり8号」の運用が開始されて、データ量は50倍くらい増えたそうです。長期の予報は統計データの蓄積も関係しますから、精度があがってくるにはまだもう少しかかると思いますが、短期の天気予報は確率が高くなっているようです。

「当工業会の報告」
昨年の当工業会の活動内容を報告しますと、
4月には熊本大分地震がありまして、経済産業省の要請に応じて、殺虫剤と虫よけの寄付をおこないました。
6月は内閣官房と厚生労働省が、ジカウィルス感染症予防のために、6月を「夏の蚊対策広報強化月間」とされまして、その標語募集キャンペーンに協賛しました。標語の最優秀賞は、埼玉県の小林美穂(13才)さんの「身仕度の 仕上げに虫よけ ジカ予防」に決まりました。
また、ジカウィルス感染症の懸念に関して、人体用虫よけの高濃度品の開発を行い、厚生労働省には迅速審査を実施して頂き、昨年度中に新しい製品を出すことができました。
エアゾールについて、経済産業省から、中身を排出する装置の装着率の調査依頼がありました。当工業会の平成27年のエアゾールの中身排出機構の装着率は99.6%です。
一昨年から再開されました殺虫剤指針の改訂について、厚生労働省審査管理課のご指導の下、作業が継続しております。
広報活動についてご報告いたしますと
3月には工業会としてドラッグストアショーに参加しました。
2月に行われたペストコントロールフォーラムに協賛し、6月4日ムシの日に行われた神奈川県ペストコントロール協会ではパネル展示と殺虫剤の提供をおこないました。
7月から9月にかけて行われた「信楽焼きかやり器展」に協賛しまして、工業会メンバーからは蚊取線香の製品提供をおこないました。このかやり器展は9年目になります。
7月にはAAF(アジアエアゾール会議)に出席して、中身排出機構、ワンプッシュエアゾールなど日本の殺虫剤エアゾールを紹介しました。参加された海外の人と話しておりますと、ワンプッシュエアゾールには非常に興味をもたれたようですが、中身排出機構の方は、日本でエアゾールを売るにはそういうことまで必要なのかという感想をききました。
10月には防疫薬総合管理公開講座で昨年に引き続き「家庭用殺虫剤の製剤・製品の特徴と正しい使い方について」当工業会の会員による講演を行いました。10月は技術部会の勉強会として、広島大学の河合幸一郎教授においでを頂き「ユスリカ」についてご講演をいただきました。
その他、のご報告として、
昨年、工業会の事務所を移転しました。工業会発足以来、京町堀のビルを借りておりましたけれど、ビルが古くなって、雨漏りがしてきたのと、耐震の問題もあるため、江戸堀の方へ事務所を移転しました。郵便物や訪問される場合は住所が変更になっておりますのでご注意ください。
工業会のホームページについて、最近はスマートフォンを使われる方が多くなってきたため、ホームページを改訂して、スマートフォンに対応できるようにしました。昨年、池田模範堂さんが工業会に加入されまして、現在、正会員は16社となりました。以上が昨年の当工業会の活動の概略です。

「感染症」
昨年は年初からジカウィルス感染症の話題がありましたけれど、日本国内でジカウィルス感染症発生はしませんでした。デング熱の話題も下火になってきましたけれど、輸入感染、海外でかかって日本で発症する人の数は300人を超えて過去最高になっておりますし、ジカ熱の輸入感染も12人発生していますから、まだ警戒が必要です。
虫に関するニュースはできるだけ騒いでいただいた方がよいと思うのです。マスコミその他で話題になれば、その分注意をするようになって、感染するケースも減りますから。今回も、警戒しすぎというより、注意を呼びかけたから、深刻な患者が発生せずに済んでいるのだと思います。
それから、昨年はダニ媒介性脳炎で一人死者がでました。これに注目しておく必要があると思うのは、今まで、マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は西日本より南が中心でしたが、ダニ媒介性脳炎は北海道で発生しているからです。ダニ媒介性脳炎は一般名称ではなくて、ロシア春夏脳炎と中部ヨーロッパ脳炎の二つを総合した名称で、北海道で発生したのはロシア型の方です。さらに、感染者が発生した地域のイヌが持っているマダニからこのウイルスが検出されています。
SFTSの感染地域は、以前は中四国地方より南でしたが、北上して能登半島付近まできています。ダニが媒介する感染症の広がり方が遅いのは、シカやイノシシなどの動物に寄生してダニが移動するからだと思います。
最近あちこちの地域で、シカによる樹木の被害や、に下りてきたイノシシが問題になっていますから、マダニによる感染症の地域が拡大する可能性が高いと思います。
このようにまだまだ注意が必要な感染症が増える傾向にありますから、工業会メンバーは引き続き、安全で効力のある製品を開発するとともに、殺虫剤と感染症を媒介する虫について正しい知識を広める努力を続けてゆくつもりでおります。ここにおいでになるかたには、引き続き、ご指導、ご協力をお願いしたいということを申し上げて、私の年頭の挨拶とさせていただきます。今年も宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

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